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#のえぱら を褒めまくる~Summer Paradise 2020 川島如恵留さんソロステージ感想文~

 

川島如恵留さん、8/1 Summer Paradise 2020 俺担ヨシヨシ自担推し推し緊急特別魂、お疲れ様でした!


 

 ここに至るまで、本当にいろいろな想いがあったことと思います。のえまるで毎日綴ってくれた心の動きを感じて、なんだかこちらまでいろいろな感情で泣きそうになりながら迎えた当日。正直、見る側としてもソロ公演が発表されたときは不安もありました。デビュー組の大スターたちの中でも経験の無い方が多いであろうソロ公演、本当にうまくいくんだろうか、場は持つんだろうか、セトリはごった煮にならないだろうか、グループの曲はどうやって一人で表現するんだろうか、何より怪我やトラブルはないだろうか……

 

しかし、全くの杞憂に終わりました。私は今まで決して少なくはない数のジャニーズコンサート・舞台に足を運んできましたが、その中でもこの公演は自担の贔屓目なしに、「凄いステージ」でした。コンサートが終わった後の「良かった!」って印象って、やっぱり多少なりとも担当のビジュとかファンサの有無とか推しコンビの絡みの有無とか…そういった、セトリやステージングなどいわばコンサートの骨組み以外の部分に左右される部分があると思うんです。しかし今回ののえぱらは、全編通して1つの「舞台作品」としての価値が確かに存在しました。

 

「誰も取り残さないライブ」「ジャニーズの王道」だとYoutubeで仰っていましたが、まさにその通りで、このテーマに沿った一貫した世界観が素晴らしかったです。そして、きっとそれはこのテーマが如恵留さんの生き方そのものだからなのでしょう。

MCの中で平塚くんの「如恵留くんにとって人生とは?」という質問に、「ちょっとずつ書き連ねていくストーリー、小説みたいなもの」と答えていらっしゃいました。この公演は、きっと今までも、これからもジャニーズのエンターテインメントを追い求めていく中でたくさん藻掻いて、苦しみながら答えを見つけてきた誰よりも真面目な如恵留さんだから創り上げられた、人生という名のストーリーを舞台化したものと言っても過言ではないかと思います。

 

勿論どこまでが如恵留さん自身の演出で、どこまでがスタッフさんの演出なのかはわかりませんが、とにかくここから演出とセトリ重視で如恵留さんの作った如恵留さんの世界を如恵留担として全力でほめちぎりたいと思います。如恵留さんはえらい!ヨシヨシ!なお全て個人の勝手な感想です。細部MCについての感想は""感情""がデカすぎるので気力があればいつか。

 

★ 

 

1.Danger Zone~to the unknown world~(堂本光一

光一さんのソロ曲Danger Zone、オリジナルの振付はトラヴィスによるものだと。

ソロコンの1発目にこの曲を持ってくる如恵留さんのこだわりが感じられました。こちらの緊張を吹き飛ばす圧倒的な歌唱力と表現力にあっという間に引き込まれるナンバー。「ああ、これから凄いものが始まるな」と確信できる一曲だったと思います。

光の道筋を辿りアクロバットでセンステに飛び込んでいく姿が、「未知なる世界へ」の扉を開く歌詞と、如恵留さん自身、トラジャ自身にリンクしていました。

 

2.-so young blues-堂本光一

冒頭2曲、とにかく空間の使い方が上手い。メンステからセンステへの移動タイミングだとか、階段状の移動ステージに駆け上がるタイミング、そのステージの使い方など、勿論照明や特効のおかげでもありますが、TDCを一人で使っていることへの寂しさというか、そういった余白を全くこちらに感じさせないステージングが圧倒的。

ソーヤンでは如恵留さんが近年開拓した力強いパフォーマンスの粋を見ました。やはり如恵留さんの表現はコッテコテかつお洒落なショーテイストの曲でより一層映えますね。

 

3.見果てぬ夢を(少年隊)

存じ上げなかったので調べたら少年隊プレゾンの曲と……!(どこかで聴いたことがある気がするのは何でだろう…)自身が出演されていた翼プレゾンの劇中歌や使用曲ではなく敢えてプレゾンの「原点」に回帰する姿勢に脱帽です。おそらく前曲との緩急や次曲への接続も考慮しての選曲でしょうか。セトリ組みがとことん上手すぎる。

 

4.DREAMER(DREAM BOYS劇中歌)

イントロで指揮棒を受け取り無人のTDCをコンダクト。この時点でもう天才の演出ですが、さらにこの後指揮棒を魔法の杖に見立ててカメラに向かって魔法をかける。

カメラが上に向き、如恵留さんが銀の紙吹雪をふわっと散らした次の瞬間、まさに魔法のように現れる少年忍者の8忍!「オンラインライブ」という特性をこれほどまでに上手く使った演出があるでしょうか。

少年忍者を従えてTDCの0番に立つ如恵留さんはまさに受け継がれてきたジャニーズ・スターそのもの……初めの挨拶で紹介されると同時にゆっくり前に進んでくる忍者の在り方がまさに帝劇舞台のそれで感動しました。

力強さと希望の中にどこか切なさのあるこの曲、如恵留さんによって全く新しいドリボに生まれ変わっていました。

 

5.サポーターズ!(A.B.C-Z

トラジャ担には言わずと知れたこの曲。この曲も忍者の使い方がとっても上手いと感じました。一人一人のかわいいところをしっかり出しながら、メインの如恵留さんの邪魔をしないように緻密に組まれたフォーメーションが良い。

今やジャニーズ伝統舞台の一つでありながらいい意味で気楽というか、カジュアルな舞台であるえび座の中でも「応援屋」のラストで流れるナンバーを舞台メドレーのラストに持ってきたことで、こちらを目いっぱい勇気づけて笑顔にしてくれようとする如恵留さんの想いが伝わってきました。

 

冒頭5曲はゴールドの衣装で堂本光一さんのソロ曲とジャニーズ伝統のミュージカル・舞台から。

SHOCK出演が夢だった、かつジャニーズ舞台シリーズのほとんどに出演経験がある如恵留さん。豊富な舞台経験とそのことへの誇りを感じさせる圧巻のパフォーマンスでした。

舞台を一人で使っていても全く空間の余剰を感じさせない本人の華と表現力、身体能力、そして安定していながら心を震わせる歌唱力。如恵留さんは舞台に立つために生まれてきた人なんだ、と思わされました。さらに後輩を従えている時の士気の上げ方、後輩に食われないメイン力など、座長向きのタイプだと思います。勿論地上波のキャスター仕事も見たいけれど、舞台の単独座長公演が是非見てみたいです。いつか叶うといいな。

 

6.Missing Piece(中山優馬

この曲を!選曲する!センスよ!!個人的にすごく好きな曲で、ちょうどPieceのドラマが放送されていた頃にJr.一人一人を本格的に知って見るようになったので思い出深いです。私は小学生時代から某デビュー組と某Jr.(…今はデビューされましたが。おめでとう)を追っていた生粋のジャニヲタなのですが、如恵留担になったのはトラジャが7人になってからのド新規なので、この頃の如恵留さんをもっとよく見ておきかったなあ、といつも思っています。隙自語。

この曲は閑也さんの振付。もしかしたら演出もなのかな?ソロ公演であってもメンバーに自分の世界観を任せる、ということは本当の信頼関係があるからこそできることだと思います。メンバーカラーの黄色で書かれた「choreographer Shizuya Yoshizawa」の文字が泣けた。

 

7.ダンスバトルVS安嶋秀生くん

「赤と青のダンスバトル」歴戦のジャニヲタならば必ず思い当たる舞台があるのではないでしょうか。

ヒロムのショービズ精神におけるいわば「古典」の一つ、ウエストサイドストーリー。ヒロムはウエストサイドの影響で色分けされたチームのダンスバトルがとにかく大好き。『少年たち』など、数々のジャニーズ・ミュージカルにこの要素が登場します。

今回如恵留さんがソロコンにダンスバトル要素を取り入れたのも、「ジャニーズの王道」を意識してのことでしょう。

ダンスバトルの中にアクロバットをふんだんに取り入れて如恵留さんの味を出しつつ、同じくアクロバットが得意な後輩・安嶋くんもその実力を遺憾なく発揮できるコーナー。如恵留さんは上品なアクロバットをしていることが多く、ブレイクダンス風のアクロバットはあまり見ることがないので新鮮でした。最後に後輩に花を持たせてあげていたのもよかったなあ。

 

8.TAMER(ジャニーズWEST

「ぷれぜんと」でもお馴染みのTAMER。椅子を使った演出は安定ですね。これもメンステからセンステへの移動が上手い。同じ椅子を使うことで空間に一貫性を持たせつつ、画面を切り替えて飽きさせない作りがとても良かったです!

 

9.アンダルシアに憧れて(近藤真彦

センターで踊るのが夢だった、というアンダルシア。今回の表題曲的な位置づけだったようです。如恵留さんにぴったりの世界観で繰り広げられる、ジャニーズオールスターの必修科目。

「ダークなスーツに着替えて」でジャケットを羽織り、「ボルサリーノははじけ飛び」でハットを飛ばす、といった歌詞の世界観を大切にする演出が如恵留さんの真面目さを表していたな、と思います。

0番でのジャケットプレイ、そして圧巻の台宙。今までカウコンはじめ沢山のジャニーズが披露してきたこの曲ですが、曲に食われることなく如恵留さんの色になっていたように感じました。

あと去年の8月8日を思い出してちょっと泣きました。泣いた後に曲終わりの「忍者、RUN!」「忍者、ドロン!」にTAMERを感じて興奮しました。すみません。

 

10.虹(二宮和也

如恵留さんの昔からの特技、としてピアノ弾き語りコーナー。2番からは忍者の青木くんと一緒に、夢だったという連弾です。青木くんかわいいね。

みんな大好き激重ラブソング虹。当時まだトラジャ担ではなかったので存じ上げなかったのですが、クリエで宮近さんとやったことがあるんですね。IslandTVに上がったときにTLが祭りになった記憶があります。

ニノソロはとにかく高音が難関だな、と思うのですが、生歌でひとつひとつ丁寧に歌い上げる姿がとっても素敵でした。 

 

11.名脇役Sexy Zone

世間的には有名というわけでもないながら、オタクの圧倒的支持率を誇るこの曲を選んでくるところが、なんていうか、如恵留さんだなあと。

これも夢だったという、ピアノ伴奏とコンテンポラリーダンスをバックにつけてのパフォーマンス。伴奏は青木くん、コンテンポラリーダンスは檜山くんです。

檜山くんが小道具として持っていたノートは如恵留さんと檜山くん2人の交換日記帳だそうで。文を書くのがお好きな如恵留さんが見開き5ページ(!)書くと、檜山くんも同じだけ返してくれたそうです。如恵留さんを尊先に挙げてくれることもある檜山くん、とってもいい子!大先輩にそれだけ書かれたらそりゃ同じ分量書かざるをえないわな、如恵留さんちょっとは手加減してやってくれ、と思ったことは胸の内に秘めておきます。

 

少年忍者と質問コーナー

 かわいい質問コーナー!圧倒的陽キャオーラでやんちゃな忍者年長組と如恵留先生、なんだか男子高の教育実習感があって微笑ましかったです。如恵留さんの言うことに「深い~~!!」って大騒ぎする忍者が若くて面白かった。

キスマイ兄さんやJUMPおにいたんのバックでMCに出させていただいた経験を活かして8忍の魅力を引き出しつつ、さらに文脈から次の曲に上手くつないでいく手腕は流石でした。

後輩に囲まれているにも関わらず肩の力がいい意味で抜けている如恵留さんの姿は新鮮でしたね。最後のMCでも仰っていましたが、元太くんはじめメンバーとの日々の中で本当に丸く、優しくなったんだなあ、と伝わってきました。

 

12.世界が一つになるまで(Ya-Ya-Yah

「世界が一つになるまで」って、ちびジュのボーイソプラノありきの曲だと思っていたのですが、 今の如恵留さんの低くて優しい声がまた泣けた。

先日のHappy Liveでも全編通して手話を披露されていましたが、本来手話の振付が存在しないA~Bメロにも自らお勉強した手話を付けてくれる如恵留さんの、全ての境遇の人が楽しめるライブを作ろうとする精神を本当に尊敬しています。

 

13.背中越しのチャンス(亀と山P)

ここからはIsland TVの毎日手話更新企画ラストで取り上げられていた曲を使用してのメドレー。本家の「スキの二文字を~」の振付は亀梨くんと山Pが二手に分かれてそれぞれの身体を使って「ス」「キ」を表しているのですが、今回は少年忍者8忍が床に寝そべって人文字で大きな「ス」「キ」を作る形に。公演を重ねるにつれてフリーダムにうぞうぞ動く忍者が楽しそう。みてみてー!かわいいでしょー!と言わんばかりに一緒に寝そべる如恵留さん、あんたが一番かわいいよ。

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14.愛のかたまり(KinKi Kids

 これもトラジャ担お馴染みの曲。トラジャが普段披露している振付のコンテンポラリーダンスを忍者にあてているところにグループ愛を感じました。可動式階段ステージの上で移動しながら歌い、曲の終わりで階段ステージとともに中央に戻ってくる演出、周りの天使みたいな忍者も相まって天国の階段から降りてくる大天使のような壮麗さでした。

愛のかたまり(川島如恵留ソロVer.)、愛の重さが半端ない。

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15.オレンジ(SMAP

 一度ピンスポに切り替わり、オレンジ色の照明の中で如恵留さんが腰掛けると先ほどの天国の階段が夕暮れのベンチに早変わりしたようでした。セットが限られた舞台上で、様々なシチュエーションを見せることができる表現力は、これまでの経験によって培われた努力の結晶でしょう。見ているこちらが苦しくなるような切ない表情が胸を打ちました。

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16.無限大(関ジャニ∞

スタンドマイクで歌い上げる一曲。如恵留さんがスローテンポなラップ調のフレーズを歌っているところってあまり見ない気がするので新しかったです。

「大切な仲間」の後に1~7、そして「愛する」の手話を付けていたのが印象的でした。如恵留さんにとって、愛するTravis Japan7人の存在は「大切な仲間」という一般名詞そのものなんですね。

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17.One Love(嵐)

配信を見ている全人類が如恵留さんと結婚した曲。愛にあふれた如恵留さんの優しさがみんなに伝わってくる声と歌い方、かつその声が聴こえない方にも手話を使って想いを伝えてくれる……この愛のかたちはまさに「アガペー」そのものだと思います。

忍者の作るハートの中心に立った如恵留さんがもう美しくて美しくて。

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18.世界に一つだけの花SMAP

 「No.1にならなくてもいい、もともと特別なOnly one」言わずと知れたこの歌詞が、いつものえまるで私たちに伝えてくれる「生きてるだけでえらい!」という言葉とリンクするな、と気づかされました。如恵留さん自身も、健やかに生きて笑っていてくれるだけで偉いんだよ、と目いっぱいの言葉で伝えたいです。

 バックスクリーンのキンブレの色がトラジャ7人のメンバーカラーに変わったところも泣けた。

メドレーのラストに、音楽の教科書に載るほど国民みんなに愛され、誰でも知っているこの曲を持ってくるところからも、「誰も取り残さない」という強い意志を感じました。

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12~18はソロコンの話が出たときに如恵留さんがまずはじめに「やりたい」と思ったという手話メドレー。自粛期間中のIsland TVで、それまでの復習も兼ねて教えてくださった歌を中心に構成されていました。ソロコンの話とこの動画、どちらが先だったかはわからないけれど、如恵留さんがあの期間にたくさん考えて、学んで、培ってきた才能が形になったコーナーです。

映画「少年たち」の冒頭を彷彿とさせる飾り文字をテロップとして出すことで、これまたオンラインライブの特性を活かして視覚的にも曲の世界を伝える工夫がなされていると思いました。

 

19.(少年忍者)PARTY MANIACS(ジャニーズWEST

 みんな大好きパリマニ!少クラやハピライでも拝見しましたが、忍者ちゃんが色気爆発ダンスガッシガシお兄さんたちになってて驚愕。豊田陸人くんあんたちょっと前まで赤ちゃんだったやんけ……みんなダンスも上手いしアクロバットもできるし魅せ方にも個性があるし、今後の成長が楽しみすぎます!グループ内小ユニットでありながらすでにクリエGとしての方向性が固まっているのがすごい。

 

20.め(Hey! Say! JUMP

PARADE以降かねてからやりたいと仰っていたこの曲。ぶりっこと色気がジェットコースターで忙しい如恵留さんをロックオンで永久保存したかったものの円盤にはそんなに映らないかもな、と落胆していたのでまさかの如恵留さん独壇場で見られてテンション上がりました。V字のフォーメーションはJUMPリスペクトでしょうか。忍者をバックに付けていることで、これからの如恵留さん自身の「芽」のような成長はもちろん若い「芽」である忍者の成長も応援しているような……深読みしすぎか。

のんのんの真骨頂かわいくてごめんね♡をゼロ距離で見せてもろて……ほんとに1500円……?

不思議な歌詞をオペラ調に朗々と歌い上げながら、真剣な表情でキレッキレのダンスを繰り広げているのがなんだか面白かったです。

「トンチキソング」を全力でパフォーマンスすること、これもまた一つの、ジャニーズの王道であり伝統のかたちですよね。

 

21.僕だけのプリンセス(宮田俊哉

去年のサマパラより僕プリ。如恵留さんのカミングアウト(だいたい知ってた)きっかけの一つでもあったと思います。ピンクスパンコールの衣装が王子様感を底上げしてました。「ステージ衣装」感の強い衣装だと思っていましたが、この曲にあわせて一人で着ると王子様の軍服になるんだなと。新しい発見でした。

ファンサタイム的な位置づけでもあったのかな?イントロのめ!め!め!がかわいい。ヨシヨシヨシヨシ~!でまんまと如恵留さんのペットになってしまいました……私はうみさんかて……

外周を歩きながら執事に扮する忍者を次々に従えていく演出が、絵本を追っていくような曲の世界観にとても合っていたと思います。

あとやっぱり馬はいなかった。

 

22.Unique Tigers(Travis Japan

満を持して登場、トラジャオリ曲のターン。 なんと画面上には如恵留さん自らソロパラのリハに赴いて撮影してきたという各メンバーの映像が登場!ちょいちょい「どういう感情?」みたいなメンバーもいてじわじわきました。如恵留さんパートでは忍者がかわるがわる紹介してくれていて感動!

ソロ公演で、敢えてメンバー7人の存在が必要不可欠なリレー式の紹介ソングを選ぶところに如恵留さんの深いメンバー愛や、「トラジャ」への確固たる帰属意識が感じられました。

 

挨拶

トラジャメンバー1人1人へのメッセージ。3公演それぞれ、如恵留さんのありのままの言葉で想いのたけが語られました。彼らの歴史と絆について、私の陳腐な言葉で表すのはあまりに烏滸がましいのでここで感想を語るのはやめておきます。大切なソロコンのステージで、あえて時間を取ってなかなか普段面と向かっては言えないような感謝を涙ぐみながら語る姿に号泣でした。とらまるでのメンバーそれぞれのレスポンスも、フランクながら涙なしには読めなかったです。

BGMとして、ジャニーズ屈指の友情・夢のテーマであり、ヒロムが何よりも愛した「絆」のオルゴールバージョンがかかっていたことからも、貫徹したジャニーイズムを感じました。

 

23.夢のHollywood(Travis Japan

如恵留さんの大好きな曲であり、「Travis Japanのはじまりの曲」。たった一人でも胸を張ってTDCに立ち、メンバーそれぞれのパートを大切に歌い上げる姿が誇らしげで鳥肌が立ちます。

 そして今回は松松加入後の「俺たちの二幕」からの披露でした。かつての一幕を心の中で守りつつ、この「二幕」で絶対に夢を掴む、という意思を感じます。

落ちサビで宮近さんが会場ごとに「憧れの○○」と替え歌をする落ちサビでは「憧れのソロステージ」に替え歌を。Jr.のうちにソロコンサート、という一つの憧れを叶えることができて本当によかった。

そしてオーラスでは、落ちサビ本来の如恵留さんパートである「夢のHollywood」の箇所で「本当にありがとう!」 と……泣きそうな声で、振り絞るように歌うラスサビから、如恵留さんの感謝や決意、様々な想いが伝わってきました。

2018年Jr.祭りで「行こうか!」と仰っていたタップ前、2019年8月8日のあの発表後に披露していた夢ハリでは「行くしかねえだろ!」って叫んでいました。

あれから1年、のえぱらオーラス18時公演で、同じ箇所で叫んだ言葉は、再びの力強い「行こうか!」

どこか悲壮な響きで、受け入れがたい現実や将来への不安を無理やり振り切ろうとしているようにも聞こえた去年のセリフが、色んな、本当に色んなことがあったこの1年で、ファンも、メンバーも、そして彼自身をも強く引っ張り上げる、自信と未来への希望にあふれたセリフに変わったんだな、と思うと、万感の思いです。

ラストのタップでは 宮近さんリスペクトの「みんなで一緒に!」ステージ上には如恵留さん1人でも、一緒に夢ハリを踊るメンバーたちの存在を確かに感じました。

 

24.Together Now(Travis Japan

ラストの曲も全編手話で。最後の最後まで全ての人にメッセージを伝えてくださいました。

一面のデジわをゆっくりと見渡し、「ありがとう」の手話の後で、堂々と向かっていく先には、メンバーの数のスポットライト。その光の1つに照らされ、Cメロを歌い上げた後……7つの光それぞれの下にメンバー全員が。

7人共通の映像演出で、コンサートの最後に「Travis Japan」が揃った姿を見ることができたことに涙が出ました。

ここまで表現されてきた如恵留さんの人生という名のストーリーには、Travis Japanが必要不可欠。そしてきっとこの7人が、これから先続いていくページの中でずっと笑っているんだろうな、そう感じさせてくれる演出でした。

 

最後には、あえてマイクを通さず手話で「今日は本当にありがとうございました。必ずまた会いましょう、今日も如恵留でした。」と。そして画面には、折に触れて伝えてくださる「今日も健やかでいてくれて本当にありがとう♡」の手書きメッセージ。ファンにとっては如恵留さんが健やかであることが一番の幸せです。素敵な舞台を本当にありがとう。

 

j-island.net

 

 ★

 

ここまで曲ごとにひたすら感想を綴ってきましたが、最後にのえぱら全編を通しての素晴らしかったポイントをまとめておこうと思います。

ここがすごかったよ!のえぱら

①スキル

 これはもう言うまでもないですが、若手ジャニーズの中でもハイレベルなミュージカル仕込みの安定した歌唱力、音域の広さや表現力が1時間半のソロ公演における満足感を確固たるものにしていました。

クロバットをここぞという時に披露しつつ、アクロバットに画面の華を頼りすぎず、時に力強く、時に繊細なダンスで緩急を付けることで、片時も目が離せないパフォーマンスが完成していたと思います。

ピアノという特技や一つ一つの歌詞に表れる美しい英語の発音、そして後述する手話も盛り込まれ、如恵留さんの持てる力が存分に発揮されていました。

 

②ステージ・バックの使い方

「ソロ公演」は、時にステージの広さ、余白が目に付いてしまい寂しさを感じさせてしまうという危険を孕んでいます。 

しかし、度々書きましたが今回ののえぱらはメンステ⇔センステ間の移動、照明、スモークや可動式セットの使い方、合間のピアノ使用、そしてバックの少年忍者の活かし方が天才的で、全く空間の広さを感じさせない構成でした。

メインである如恵留さんを決して邪魔しないのに、忍者一人一人がかっこよく、かわいく映り込むことのできる立ち位置やアピールポイントを作り、更にそれぞれの個性や特技をフィーチャーし、MCではメインとバック双方の良さを出すという、みんなが幸せになれるバックの使い方は、自身の豊富なバック経験とその中でアクロバットを披露した記憶に裏打ちされているのだと思います。

 

③セットリストの組み方

曲と曲との接続が滑らかでありながらメリハリのある、飽きさせないセトリが天才でした。ご自身でミックスもなさるからでしょうか。

また、「TAMER」「め」などの知る人ぞ知るマニアックな曲と「世界に一つだけの花」「アンダルシア」といったメジャー曲とのバランスが良いと思いました。如恵留さんの世界観を存分に表現しつつ、全ての人が楽しめるように配慮された、頭の良さを感じる曲構成だったと思います。

 

④ジャニーズの伝統へのリスペクト

この公演には、如恵留さんが長いジャニーズ人生で吸収してきたジャニーズの王道、必修科目や通念が詰まっていました。会見で、OPには「ジャニーさんの愛したミュージカルの魂」を詰め込んでいる、と仰っていましたが、まさに一貫してその通りで、舞台精神、伝統曲、さらにはトンチキまで盛り込んだ「ジャニーズ・カルチャー入門編」ともいえるステージだったと思います。ジャニー喜多川の創り上げた舞台を一度でも見たことがある、全ての『ジャニーズ』ファンに見てほしい。円盤化切実に求む。

 

⑤「誰も取り残さない」姿勢

もう一つのテーマ、「誰も取り残さないライブ」。前述したセトリの組み方からも感じ取れましたが、なんといってもこのテーマを如実に表しているのは随所に盛り込まれた手話の数々です。

「パラマニア」の経験もふまえ、自粛期間を跨いでお勉強を続けられている手話。音楽を主軸としてパフォーマンスを行う「コンサート」は、どうしても聴覚に障がいを抱えていらっしゃる方にとって難しいものになってしまうことが多いかと思います。

しかし、このコンサートでは如恵留さんが一言一言丁寧に歌詞を手話に訳し、表現したい心や伝えたいメッセージを全ての人に届けようとしてくださいました。

その精神には学ぶところばかりです。如恵留さんを応援していることで、こちらが生き方へのヒントと勇気をもらっています。まさにファンの「刺激」となるアイドルです。

実際に聴力を失くされた方がこの公演を見て久しぶりに歌が聴こえた、と仰っていたという旨のツイートも拝見し、如恵留さんの想いが実を結んだのだとわかってこちらまで目頭が熱くなりました。いつかお仕事にもつながる日が来ますように。

  

⑥トラジャへの愛

 特に終盤にかけて、如恵留さんの「Travis Japan」への大きな愛や感謝、信頼がひしひしと伝わってくる演目でした。ソロの舞台で自らを全力で表現しつつ、仲間であり帰る場所としての「Travis Japan」が、もはや如恵留さんそのものである……そんな想いと、トラジャに賭ける夢、決意が感じられました。

 

★ 

 

 まさに「多芸多才の頭脳派アイドル」の肩書きにふさわしい、様々な面における才能と並々ならぬ努力によって培われた引き出しの多さや練り上げられた舞台構成、そしてトラジャメンバーによって破られたかたい殻の奥から出てきた如恵留さん自身の優しさと深い愛情が素晴らしい形で作品に昇華された、最高のステージでした。月並みな言葉でしか称賛できないのがもどかしいです。

 

とてもとても、一言で表せるようなものではなかったけれど、敢えてこののえぱらを一言で表すならば、ぷれぜんとのテーマにも挙げていらっしゃった「Show」かと。

 ジャニーズの源流、ヒロムが一番大切にしていたエンターテインメントの精神は、ブロードウェイに端を発するミュージカル・ショーの中に宿っています。ヒロムが目指した老若男女全ての人が楽しめるショーと、その喜びをみんなが心置きなく享受できる平和な世界。それを体現したような1時間半でした。

 

思ったままに書き連ねて如恵留さんみたいにしっかり推敲していないので文章がおかしいところも多いかと思います、すみません。

改めて、本当におつかれさまでした!ゆっくり休んで、自分を沢山沢山褒めてあげてくださいね!